6日目朝。
結局全く無計画な初めての朝。
さすがに心配になったのか朝にも携帯に店長から電話あり。何も決まらなかったらしょうがないからオフにしてぶらぶらすればいいよ、と言われる。
ついでに訪問しようかと思っていたブティックワイナリーはベンディミアの次の日だというのに休みだと言うことで訪問できないことが決定。車もないし八方塞。
でもなんにもしないというわけにはいかないので、とりあえずRUTA DEL VINOオフィスに行ってみることにする。 最悪、普通の観光客としてワイナリーツアーに参加するという手もあるけど、もともとほぼ無料で見学する予定だったので、ツアー代をまともに払うのはちょっと予算的にちとキツイ。。。。
ちなみにコルチャグアのツアーのお値段 : トランスポーテーション付3ワイナリー巡りフルデイツアーを1人でまわると115000ペソ。約2万円也。
車貸切でドライバーさん付でワイナリーの試飲代もついているので、仕方ないのですが通常グループでまわるものなので一人だとやっぱり割高。ハーフデイや、プレミアムを試飲するかしないかで、色々選べるんですけども。
車を持っていてトランスポーテーション付じゃなければ、付のツアーの半額程度。
http://www.rutadelvino.cl/winetours.html
Ruta del Vinoオフィスの周りは昨日の喧騒は嘘のような静けさ。
Ruta del Vinoオフィスでワイナリーを出来る限り自由に廻りたいのでタクシーを1日借りるといくらくらいになるか相談してみると、
「タクシーを借りるのは割高なのでドライバー付のバンを一日借りたほうが安い」 とのこと。
うーん。予算が。。。。
そこで、チリワイン専門店を日本でやっていること、チリワイン事情をHPで紹介しているので、なるべく多くのワイナリーを訪問したいこと、主に写真を取ったり取材したいこと、試飲はできなければ特にしなくてもいいこと、ついでにあんまり予算がないこと(ここが重要)を力説すると
「あー じゃあ ジャーナリストね!」
「ジャ、、、うーん。ちょ、ちょっとちがうけど。。。(汗)」
「まー じゃあ いいわ。いくらならいいの? 1日で$50なら出せる?」
「$50!!? OK OK!!それでお願いします!!!(やったー!!)」
というわけで、試飲なしで写真撮影のみ ガイドツアー無し、ドライバーはスペイン語のみでOKということで交渉成立。
ジャーナリストじゃないけど。。。。HPで紹介してるし。嘘じゃないですよ。。。。嘘じゃ。。。 (;^^A
すみません一人でこんなの借りちゃいました。。。。
残念なことにベンディミアの次の日ということで、ワイナリー自体がお休みのところが多かったのと、既に11時になっていたので選択の余地があまりなかったのだけど、大御所が開いているというので、モンテスとモングラ、そしてエスタンパワイナリーを見に行くことにしました。♪
車で15分も町から走ると、葡萄畑に囲まれたワイン街道にはいります。
あちこちに有名どころのワイナリーの門があり、いちいちセレブワイナリーの前で写真をとりあえずとっておくフナヨ。
カサラポストーレのプレミアムワイナリー クロアパルタの前でもパチリ。(でも中にははいってない)。ラポストーレはUFOみたいな建物の超ゴージャスワイナリーとして有名ですが今回は見れませんでした。残念
出発して20分後にはモンテスワイナリー到着。
やっぱりチリNO.1ワイナリーという風格のある建物。入り口からオーラが違います。(笑
中でガイドツアーがちょうど始まったところだったので早速ちゃっかりあいのりさせてもらってきました。
ちなみに、ちゃっかりアイノリ大作戦は想定の範囲内。むふっ。
さて、モンテスですが、重力システムを導入しているので、葡萄は収穫されるとまず屋上にあげられそこで選果され、その後、1階下にある発酵タンクへ重力で葡萄が移動していきます。
(重力システムというのは、葡萄やジュースを移動する時に通常はポンプを使って移動するのですが、ポンプによって葡萄果や、ワインにストレスを与えるという考えから、ストレスを極力与えないために上から下に流す=重力をつかって移動させるという、最近のプレミアムワイン作りでよく見られるシステムです。)
重力システムを導入しているプレミアムワインを作っているワイナリーは最近増えていますが、エレベーターまであるのは始めてみました。
屋上の選果台
この穴から下に除梗破砕された葡萄ジュースが管で送られる仕組み
ルーフで選定された葡萄果はここに降ろされて醸造されます。プレミアムはほとんど破砕しないといっていました。
このコルチャグアのアパルタの葡萄は主にモンテスの赤のプレミアムレンジのワインに主に使われています。マルチグエやクリコにも畑があるそうです。
このアパルタが素晴らしいのは山からティングリングリバーに向けて冷たい風が流れていること、それによって朝と夜の温度差が大きいこと、というような説明を受けました。ちなみにガイドは英語とスペイン語が選べます。
プレミアムワインの樽が並べられたドームのようなカーブ。クラッシック音楽が流れている。
ワインにいい音楽を聞かせているのだそうです。ワインオーケストラに囲まれているような風景。
この正面にワインを試飲するプレミアムなブースがあります。さすがチリで最も成功したワイナリーです。
ちなみにモンテスのワイナリーは建物のあちこちに水がふんだんに使われている、風水をとりいれたデザイン。どこかオリエンタルな香りがします。
水が調和を促し、悪い気を出し良い気を入れるのだそうです。
モンテスではこの日は葡萄畑には入らせてもらえませんでした。残念。
お土産コーナー兼テイスティングコーナー。充実してます
モンテスを足早に見学し、午後のモングラの前に昼食を取ることに。 昼食もせっかくだからと、家族経営のワイナリーがやっているレストラン、Vina La Posadaで昼食を取ることに。今3代目ですが、103年続くといいますから小さいですが名門のワイナリーですね。
小さなレストランですが、食事をしながら葡萄畑が一望でき、食事も”シェフ”ではなく、ワイナリーのオーナーの妹さんが作っているということで、チリの家庭料理というかんじ。
お値段も手ごろでなかなかおいしゅうございました。
チーズが入った揚げエンパナーダ、かなり私は好きでした。
こういう日にお外でエンパナーダをいただきながらシャルドネです。至福。
こちらのレストランの横には古い醸造所があり、頼んで見せてもらうことにしました。
ちょうどボトリングしたてのワインにラベルをつけていました。モンテスと比べると非常に小さいことが分かるかと思いますが、
チリの小さなワイナリーはみんなこんな感じです。
ちなみにこのワイナリーには小さなワイナリー手作り博物館があって、観光客に見せてくれます。
ここで食事をしたら寄ってみてください。家族の温かみと手作り感がいっぱいです。
お腹が膨れたところでモングラに出発。
モングラでもちょうど他のグループのワイナリーツアーが始まったばかりのところだったので、さっそく便乗。
ついでに試飲もしていけばといわれて
「ええ!いいの!ウフ♪」(かなり確信犯)
ということで試飲までさせていただきました。モングラ太っ腹。
モングラ(MONT GRAS)のグラスは人の名前で、ちょうどグラスさんの山っていう意味だそうです。ちなみにこの山というのがかの有名なニンケンの丘のことで、
かのモンテスもニンケンの丘が欲しかったけど、グラスさんに買われてしまっていたのでしょうがなく?アパルタの丘を買ったというのは有名なお話。
ちなみにエラスモのオーナーもニンケンの丘が欲しかったということですから、チリワイン界のその筋では知らない人はいない丘です。
こちらのグループは今回相乗りさせてもらったフランスから来た息子さんと老婦人お二人。お一人は車椅子に乗ってツアーに参加してます。バリアフリーが進んでるんだなあと感心しました。
モングラもサイズ的にはモンテスと同じかモンテスより少し小さいくらいでしょうか。
こうやって見るとちょっと工場みたいに見えちゃいますが。でもこれでもコンチャイトロのとかに比べればそれでもチリのワイナリーでは中くらいの大きさになるのかと思います。生産量は年間60万ケースとのこと。95%が、デンマーク、イギリスなど主にヨーロッパに向けて輸出されるそうです。
みなさんワイン通らしく、チリの色々なワイナリーを巡ってきたようで色々な話に花が咲きました。
ご婦人達はお二人ともお気に入りはカルメネールのご様子で
「あたしはこのlost oneが好きだわ。」
「エレガントでしっかりしていて好きだわ。ミステリアスだわ」
と大絶賛。
息子さんはニンケンの一つ下のレンジのプレミアムAntu SYRAHが良かったようです。
私は価格もあわせ考えてクワトロのバランスのよさが気に入りました。
チリまで行っても庶民派です。
**カルメネールはもともとフランス、ボルドーで使われていた葡萄だったのですが、フィロキセラというアブラムシのようなものが大流行してフランスのワインが壊滅寸前まで追い込まれた時に、ワイン史から姿を消したと思われていました。
カルメネールがボルドーで全滅する前に、実はチリに運ばれてメルローと混植されていたことに気づかれるまで、最近までチリではメルローとして扱われていたことは、チリワインファンなら一度は聞いたことがある話。
それでカルメネールをThe Lost one(歴史から失われていた子)という呼び方をしているのですね。
オバアチャンたちとこういうお話をしながらワインが飲めるっていうのがさすがワインの国から来たご婦人です。
それにしてもお強いことお強いこと。
吐器ももちろん用意されているのですが、みなさん余裕で完飲。
もったいなくって吐き出せないとのこと。(笑
年季と分解酵素の違うな〜〜〜〜というかんじ。
ところでこの息子さんはフランスの方なのに、かなりニューワールド通でびっくり。かなり色々なワイナリーを巡ってきたらしく、 ラポストーレでクロ・アパルタが試飲で出されなかったと憤慨していました。 その点でモングラは偉いということでした。(Antu Syrahが出されたので)
「フランス人は実はワインのことなんてわかっちゃいないんだよ。」とおっしゃってましたが。
わざわざフランスからワイナリー巡りをしにいらっしゃってるのですから、本物です。もしかして業界関係者だったのかも。。。。
何はともあれ、ワイワイみんなでワインの感想を話ながら試飲を楽しみました。
ワイン好き同士ワインを通じて言葉なんて片言でもすぐにコミュニケーションが取れてしまう。
こういう楽しみができるのがワイン旅行の醍醐味ですね。
この後エスタンパのころにはすでに5時を廻りへとへと。
ruta del vinoに帰るころには、もうぐったし。
一応取材もして来たのですが、ページの都合上はしょります。
ご興味のある方はアルバムでご覧ください。(笑
とにかくこの日もよく働きました。(--;
この日の晩餐
アクセ屋のお姉ちゃんに薦められた地元のレストランで
一人川魚ディナー。
コルチャグアって川魚が美味しいらしい。
白い大きなマスみたいな魚。
お魚は新鮮で、臭みとか全く無いんだけど、味付けが淡白すぎて飛びぬけて美味しくもないかんじ。(笑
塩コショウでレモン絞っただけ?みたいな。
チリって全体的に味付け薄味だと思うのはあたしだけでしょうか。。。。
モングラのシャルドネと一緒に。どうもやっぱり暑くてシャルドネが美味しい。ぐびぐび。
こうしてまた慌しく一日が終わったのでした。
(こうやって見るとコルチャグア2日じゃ絶対足りてないなあ。あまりにせわしなくて書いてるだけで疲れてきた)(-_-;
この回は写真がいっぱいありすぎるのでよろしければアルバムでご覧ください。m(_ _)m↓
今回ご紹介したワイナリー
続く
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